【095】テーマパークや遊園地の市場規模
※この文章は2017年に「レジャー見聞録」で掲載した内容を引っ越したものです。
私を含めてレジャー施設(特に遊園地やテーマパーク)に行く人はどのくらいいるのでしょうか?
経済産業省が毎月発表している「特定産業動向調査」の中にある遊園地やテーマパークの部門を見てみると、以下のような推移になっています。
2000年には5000万人台だったのですが、2015年には8100万人。日本の人口を1億2千万人とみれば4人に3人は1年間に一度は遊園地やテーマパークに行っているという計算になります。実際は一人で何回も行く人がいれば、全然いかない人もいるのですが・・・。
さて、この人たちによる遊園地やテーマパークでの売上。これが「市場規模」ということになります。
2000年には3000億円以下だったのですが、2015年では6500億円と倍以上に伸びました。
2015年で約6500億円です。このうち公開されている売上で見ると東京ディズニーリゾート(TDR)が3300億円と半分以上。日本の遊園地やテーマパークの市場規模はTDRが支えているといっても過言ではなさそうです。
ちなみに、6500億円が大きいか小さいか?という話でいうと・・・
遊園地やテーマパークに比べて、
ホテルや旅館は 2兆7千億円(約4倍)
百貨店やスーパーは 20兆円(約30倍)
コンビニは 10兆円(約17倍)
ドラッグストアは 5兆3千万円(約8倍)
家電量販店は 4兆2千億円(約7倍)
ということで、これらと比べると比較的小さな市場規模です。
ただし、年ごとの成長度合いを見てみると
遊園地・テーマパークとコンビニは伸びているんですが、他は減少傾向なんですね。
規模は小さいながら、大型パークの牽引力で市場規模は伸びているというのが、遊園地やテーマパークの現状のようですね。
資料参照元
経済産業省 「特定サービス産業動態統計調査」
株式会社オリエンタルランド ANUALREPORT
日本生産性本部 「レジャー白書2016」