序文
2009年の11月に機会に恵まれて著作を出版できました。
今だから言ってしまいますが、これ実は仮題がそのまま本題になりました。
当時は全国のレジャー施設を見てきた視点から、ディズニーランドが特筆できる運営上の仕組みをゲスト目線で書いてください。というテーマでした。
2009年以降は日本では様々な変化が起こりました。
主なものでは2011年の東日本大審査、スマホの普及(2010年9.2%→2017年75.1%:総務省 情報通信機器の世帯保有率の推移より)、オリンピックの開催決定、消費税増税、キャッシュレス決済の登場、インバウンド観光客の大幅増加、ユニバーサルスタジオジャパンの復活、サンリオの復活・・・
こうした世の中の様々な動きを受けながらも、ディズニーリゾートは集客、売上ともいまだに増加傾向を維持しています。
出版から10年が過ぎて、2020年以降はディズニーリゾートでは多くの新エリアが誕生する予定です。それに先駆けて、著作を出した当初からディズニーリゾートはどのような変化をしているのか?また当時ディズニーリゾートでは当たり前のように行われていたことが他の施設にどんな影響を与えたのか?などをいまだに全国のレジャー施設を見続けている視点で描き直してみようと思います。
私自身も中国でのレジャー施設ビジネスに関わるようになり、多少ですが日本以外のレジャー動向も知るようになりました。
今回の検証を通じて、日本やアジアのレジャー施設の発展に役立てるような結果が出てくるように努力したいと思います。
2020年1月
著者